ハイドロリリース

ハイドロリリースのイメージ写真

筋膜とは筋肉を包み込んでいる膜のことで、その膜はいくつかの層(浅筋膜、深筋膜、筋外膜、筋周膜、筋内膜)で構成されています。筋膜は、筋肉(組織)同士の摩擦を防ぐ、筋線維の動きを支えるなどの働きをしているのですが、日頃から姿勢が悪い、偏った動作ばかり継続している(PCによるデスクワーク など)、筋肉を酷使するなどすると筋膜に癒着や肥厚が起きるようになります。すると筋肉そのもの動きが妨げられるようになって、肩こりやトリガーポイントがみられるようになります。

このような症状を解消させるには、癒着してしまった筋膜の層を引きはがすなどして、再び滑らか(スムーズ)に方法をハイドロリリース(筋膜リリース)と言います。

効果が期待される分野・疾患

  • 肩こり
  • 腰痛
  • アキレス腱炎やジャンパー膝等のスポーツ障害
  • 神経周囲では肘部管症候群や手根管症候群、頚椎症性神経根症等

効果が期待できる疾患は様々なものがあります。

治療の流れ

ハイドロリリースを行う際は、まず筋膜の層が癒着している部分を把握するために超音波検査を行います。画像検査によって癒着あるいは肥厚している部位をしっかり確認してから、薬液や生理食塩水を注入することによって癒着した筋膜が引き剥がれるようになります。なお持続的な効果を期待される場合は定期的に受けるようにしてください。

ハイドロリリースにより一時的に痛みが消失しても、生活習慣や身体の使い方が変わらなければ症状は繰り返し出現します。運動療法との併用で筋肉をつけ、正しい姿勢を保持する事で症状の再発の可能性を下げることが出来ます。

ラジオ波温熱療法

ラジオ波温熱療法のイメージ写真

ラジオ波温熱療法は、2つの温熱方式を使い分けることで、表層から関節や靱帯・腱・筋膜などの深部の膠原繊維に効果的に温熱を加えられるため、温熱が実感しやすく、効果がわかりやすいことが特徴です。特に疼痛抑制、筋・関節の柔軟性・可動域改善において効果が高いため、結果的に治療時間の短縮にもつながります。
筋膜を緩める効果もあり、痛み改善、血流の促進から代謝の向上により疲労回復効果の期待が持てるため、むち打ち、腰痛、肩の痛み、肩こり、膝の痛み、などの早期改善だけでなく、冷え症、エイジングケア等の体質改善効果も期待できます。

近年では痛みや怪我の治療や予防に応用されはじめ、スポーツの現場で活用されはじめており、トップアスリートがコンディショニングに愛用するなど、スポーツ分野での活用も増えています。

このような方におすすめです

  • 慢性的な肩こりや腰痛がある
  • 寝ちがいで首を動かせなくなった
  • 長時間のデスクワークで背中が張っている
  • ぎっくり腰になって腰の曲げ伸ばしがつらい
  • ヘルニアで立ったり歩いたりすることがしんどい
  • 体が固く前後屈をすると痛い
  • 冷え性やむくみ、生理不順に悩まされている
  • 四十肩、五十肩で腕が上がらない
  • 布団に入ってもなかなか寝つけない
  • スポーツパフォーマンスを向上させたい

注意点

下記のような方はラジオ波の施術を受けていただけません。

  • 埋め込み型ペースメーカーなどの電磁障害の影響を受けやすい医療機器埋め込み患者
  • 悪性腫瘍
  • 心臓疾患
  • 妊婦や出産直後の女性
  • 知覚障害
  • 骨粗鬆症
  • 骨折、捻挫、肉離れなどの急性疼痛
  • 施療部位に創傷
  • 体温38℃以上(有熱期)
  • 安静が必要な場合や顕著な体調不良
  • 脊椎に異常のある方
  • 椎間板へルニア
  • その他身体に特に違和感がある場合

衝撃波治療

衝撃波治療のイメージ写真

衝撃波治療は、欧州を中心に各国の医療現場で活用される新しい治療アプローチです。腱付着部炎などの多くの疼痛疾患の除痛を目的とした治療に応用されており、欧米ではスポーツ選手を中心に低侵襲治療として推奨されています。
主な作用としては、患部に強い振動を当てることで、痛み(知覚神経)を麻痺させることにより、血流や組織代謝を増加させることで、組織の変性や石灰化沈着など、慢性化した治り難い痛みを取り除くことができます。特に筋・腱の痛みに対し有効で、手術が必要とされた方へのもう一つの新しい選択肢ともなっています。

体外衝撃波治療は足底腱膜炎の改善によく用いられますが、その他の疾患についても適応があります。アキレス腱症や膝蓋腱炎、石灰沈着性腱板炎、上腕骨外上顆炎などにも効果が見込まれます。治療は理学療法士によるリハビリテーションの一環として行われます。一週間程度の治療間隔を開けて、複数回の照射を行います。当院では、痛みや腫脹の程度を評価しながら治療を進めていきますので、安心してご受診ください。

なお、この治療は比較的に有害事象が起こりにくく、痛みをとるうえで効果的なのですが、衝撃波を照射した部位の点状出血、腫脹、治療後の痛みが生じることもあります。

以下のようなお悩みをお持ちの方におすすめしています

  • テニス肘や腱鞘炎が治らない
  • 四十肩・五十肩・肩周りに痛みを感じている
  • 運動している時のヒザの痛みが治らない
  • 慢性的な痛みに悩まされている

主な治療の流れ

1. 症状の確認
疼痛症状を確認したのち、詳細な病歴の確認のほか、疼痛のある部位の触診によって痛みの部位を確認します。
2. 照射
低レベルの照射から治療を開始します。反応を見ながら徐々に出力を上げます。
1回の治療時間は約10分~15分です。一定期間をおき、複数回の照射を行います。
3. 5~7日間の休養期間
組織が再生するまで1週間程度休養します。抗炎症作用の高い湿布や鎮痛剤の使用は控えてください。
4. 2回目の照射
一般的には2回目の照射後に効果を実感できるケースが多く見受けられます。
5. 5~7日の休養と照射を3~6回繰り返す
個人差はありますが、治療を繰り返すことで、徐々に痛みが減少し、治療終了時には動きも良くなります。症状にもよりますが、3回~6回(1ヶ月)程度の治療が目安になります。

よくある質問

治療に痛みは伴いますか?

治療中は痛みを伴います。我慢できる範囲で出力を上げていきます。低レベルでの照射でも耐えられない方は、途中で治療を中断する場合があります。

治療回数は何回ですか?

通常3~6セッションです。ただし患者様により治療回数や治療期間は異なります。

治療を受けられないことはありますか?

以下のような方は施術を受けていただけません。

  • 埋め込み型ペースメーカーなどの電磁障害の影響を受けやすい医療機器埋め込み患者
  • 悪性腫瘍
  • 心臓疾患
  • 妊婦や出産直後の女性
  • 知覚障害
  • 骨粗鬆症
  • 骨折、捻挫、肉離れなどの急性疼痛
  • 施療部位に創傷
  • 体温38℃以上(有熱期)
  • 安静が必要な場合や顕著な体調不良
  • 脊椎に異常のある方
  • 椎間板へルニア
  • その他身体に特に違和感がある場合

インソール

インソールは、歩行時の痛みや違和感がある方を対象として、その悩み解消を目的として使用します。足部が変形している方、痛みによって日常生活に支障を来たしている人を対象とし、足底のバランスなどを調節する目的で使用します。足底圧を分散させることにより、痛みのある部分の負荷が軽くなりますし、足部の変形を矯正することによって歩行なども楽になります。変形性膝関節症によってO脚やX脚に悩まれている方にも効果的です。

当院では、整形外科医監修のもと義肢装具士や身体運動の 専門家である理学療法士が中心となって 開発された新しい概念の医療用インソールであるmysole®を採用しています。高性能測定器と資格をもったmysole®マイスターの運動評価をもとに、オーダーメードのインソールを作成します。

mysole®

プラセンタ注射

プラセンタ注射のイメージ写真

プラセンタ注射のプラセンタとは「胎盤」のことです。
プラセンタには赤ちゃんを誕生させるために必要なヒアルロン酸やコラーゲン、アミノ酸、たんぱく質などの成長因子が豊富に含まれています。
プラセンタから抽出したエキスには豊富な栄養素に加え、体内の幹細胞を活性化させて新しい細胞の生成を助ける働きがあります。
プラセンタエキスを体内に注射することで、疲労回復や肝疾患の改善、美肌効果、アンチエイジング、更年期障害の改善などの効果が期待できます。

プラセンタの主な効果

  • 自律神経調整作用
    (自律神経のバランスを整えます)
  • 基礎代謝向上作用
    (基礎代謝・新陳代謝を高めて細胞や組織を活性化させます)
  • 血行促進・造血作用
    (造血組織を刺激して血流を良くします)
  • 免疫賦活作用
    (病気に対する抵抗力を高めます)
  • 活性酸素除去作用
    (老化をもたらす活性酸素を除去します)
  • 抗炎症作用
    (炎症を抑えて壊れた組織を修復します)
  • 強肝・解毒作用
    (肝臓の働きを強化します)
  • 乳汁分泌促進作用
    (授乳期に乳汁の分泌を促進します)
  • 抗アレルギー作用
    (アレルギーを抑えます)
  • 疲労回復作用
    (疲労からの回復を促します)
  • 美肌促進作用
    (シミ、シワ、ニキビを抑えて、美白を促します)

効果が期待される分野・疾患

内科 慢性疲労症候群、胃弱、胃炎、胃潰瘍、食欲不振、片頭痛、高血圧症、C型慢性肝炎、アルコール性肝炎、肝硬変、気管支喘息、食道静脈癌、心室性期外収縮、発作性心房細動、ブルガダ症候群
整形外科 肩こり、五十肩、肩関節周囲炎、腰痛症、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎すべり症、脊柱管狭窄症、座骨神経痛、変形性膝関節症、変形性股関節症、線維筋痛症、帯状疱疹後神経痛、関節リウマチ、骨粗鬆症、脊椎圧迫骨折
婦人科 更年期障害、生理痛、月経前症候群(PMS)、生理不順、無月経、冷え性、子宮筋腫、乳汁分泌不全
皮膚科 アトピ一性皮膚炎、じん麻疹、日光過敏症、湿疹、肌荒れ、にきび痕、そばかす、シミ、乾燥肌、薄毛、褥瘡、肝斑、白斑
心療内科 自律神経失調症、うつ病(うつ症状)、不眠症、気分変調症、自閉症、引きこもり、不安障害、統合失調感情障害、アルツハイマー型認知症
耳鼻咽喉科 花粉症、アレルギー性鼻炎、耳鳴り、めまい、難聴、嗅覚障害、メ二工ール症候群
歯科口腔科 歯周病、歯肉炎、歯槽膿漏、顎関節症、金属アレルギ一、口腔乾燥症、歯科心身症、抜歯・インプラン卜手術後の治癒促進
その他 前立腺肥大、三叉神経痛、パーキンソン症候群、肥満、眼精疲労、視力低下(軽度遠視・近視)、緑内障、角膜、炎美白、美肌、シミ、シワ、たるみ

施術・費用について

当クリニックは注射によるプラセンタ療法を行っています。
注射をする頻度は改善したい症状やライフスタイルにより変わりますが、初期は1回2アンプル(2ml)を週1~2回の頻度で、その後の維持療法では1回1~2アンプル(2~4ml)を1~2週間に1回の頻度ですと効果を実感しやすいとされています。

注射後に副作用としてまれに悪寒、悪心、発熱、発疹などの反応が起こることがあります。
このような反応が見られた際には、すぐに投与を中止いたします。
また注射した部位に痛みが出る、腫れるということはありますが、これらは数日程度で治まるようになります。

費用 1アンプル(2ml)につき1,650円(税込)

※プラセンタ注射をご希望される場合、初回は医師の診察が必要です。初診時には、初診料が別途かかります。

鍼灸マッサージ

鍼灸マッサージのイメージ写真

鍼灸マッサージとは、鍼(はり)、灸(きゅう)、マッサージを用いて体のバランスを整える治療法です。
鍼治療では髪の毛ほどの細い鍼で筋肉や経穴(ツボ)を刺激することで、人間が本来持っている自然治癒力を高めたり、自律神経の働きを調整し身体の不調を改善します。
灸治療ではヨモギの葉を乾燥させた「もぐさ」を皮膚の上で燃焼させ、温熱作用によって血行促進や痛みの緩和といった効果を引き出します。
またマッサージでは、主に体の中心に向かって直接刺激を与えて血流改善やリンパの流れを良くし、疲労感やストレスの解消、リラックス効果が期待できます。

以下のようなお悩みをお持ちの方におすすめしています

  • リハビリの効果を早めたい、長続きさせたい
  • 慢性的な肩こりや腰痛がある
  • 頭痛やめまいがよく起きる
  • ケガの後遺症を軽減させたい
  • 冷えやむくみに悩まされている
  • 下痢や便秘になりやすい
  • 疲れが溜まりやすい
  • 常に身体がだるい
  • なんとなく体の調子が悪い
  • ストレスなどで眠れない

施術・費用について

当院の鍼灸マッサージは30分コースからとなります。
初めての方は状態確認のため、40分コースをお勧めしています。
他に、全身の60分コース、指までしっかり全身の90分コースもございます。

費用 30分:3,300円(税込)
40分:4,400円(税込)
60分:6,600円(税込)
90分:9,900円(税込)
※延長10分ごとにプラス1,100円(税込)となります。